「水素ガス吸引」で万病退治・若返りは本当か

  • 「水素」が血流を改善させるメカニズム
  • 「がん治療」に導入した医療施設の成果
  • 「慶応病院」心肺停止蘇生術に劇的効果
  • 「認知機能」が向上と言う実験データ
  • 「坂東玉三郎」が語るマイ「吸入器」の実力

こんなタイトルで 週刊新潮 2019年7月4日号に記事が掲載され、Yahooニュースでも取り上げられた水素ガス吸引・・・

では、実際に水素ガスを吸う事で得られるメリット・デメリットが気になる所だと思いますので、記事を参照にしながら見てみましょう!

まずは・・・ 慶應大学医学部循環器内科准教授の佐野元昭氏はこう話します。

慶應大学医学部循環器内科准教授

心肺停止患者への水素吸入療法の臨床実験を、 全国18施設で、脳や心臓の障害を改善する効果についての症例を集めています。12年の時点で、ラットへの有効性を確認し、ヒトに対しても間違いなくあると考えています。

心肺停止した患者は、蘇生術によって血流を再開させる際に大量の活性酸素が発生し、脳や臓器を傷つける。このため、一命を取りとめても社会復帰できる患者はごくわずかですが、水素吸入でその回復率を高めようというのです。

また臓器移植の際、臓器保存液に水素を充填すると、移植後の拒絶反応を減らせることが、動物実験段階でわかっている。

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佐野元昭水素ガス治療開発センター長

次に自身で症例を貯めている、くまもと県北病院機構玉名地域保健医療センターの赤木純児院長はこう語ります。

くまもと県北病院機構玉名地域保健医療センター

乳がんが再発し、肝臓や骨にがんが飛び散って抗がん剤も効かなくなった患者がやってきたとき、ふと水素吸入器のことを思い出しました。水素自体、有害性も副作用もないので、ダメ元で吸わせてみたところ、転移した腫瘍のサイズも小さくなって、症状も改善されたのです。1カ月後には職場復帰できるまでに回復しました。

ほかの末期がん患者にも用いて、今では症例も400近くなりました。水素を吸った患者さんの8割9割に、腫瘍が縮小するなどの反応が出ています。大学病院で“もう治療法がありません”と言われた患者さんが、2年、3年と寿命を延ばしていくのを見るのは大きな喜びです。今では東京や名古屋からも患者さんがいらっしゃいます。

活性酸素のなかでも、ヒドロキシラジカルは最も酸化力が強く、人間の細胞を錆びつかせ、がんや動脈硬化、認知症などの原因になる。水素はそのヒドロキシラジカルだけを狙い撃ちできます。体内に活性酸素が増えると細胞が傷ついてエネルギー不足になり、機能不全に陥ります。水素を吸ってヒドロキシラジカルを除去すれば、免疫力が向上し、病気を撃退できるようになるのです。

水素ガスの吸引は、水素水とくらべて摂取できる水素の量が段違いです。水素ガスを1時間吸うと、水素水を22トン飲むのに匹敵するといわれます。

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赤木純児 くまもと県北病院 院長

次に水素吸引が運動に与える影響について研究している山梨大学大学院の小山勝弘教授はこう話します。

山梨大学大学院

被験者に強めの運動をしてもらった後、水素を60分、吸引してもらいました。すると、血液中酸化ストレスマーカーの上昇には変化がなかったものの、尿の数値の上がり方は、明らかに抑制されているのが確認できました。水素ガスによる抗酸化作用の現れの一つではないかと考えています。

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小山勝弘 教授

そして週刊新潮の男性記者も試してみたと言う水素吸入器を取り扱うへリックスジャパン有澤生晃社長はこう話します。

株式会社 へリックスジャパン

水素を吸うと副交感神経が優位になって血流がよくなることは、血流スコープで確認できます。

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有澤生晃 代表取締役

これにより色々な改善報告はある様ですが、吸入器の価格は220万円と結構なお値段がします。また玉三郎さんが愛用していると言う、オプス社の製品は1台350万円とさらに高額で驚きますが、こちらの水素吸入器を扱う小林雅之社長はこう話します。

株式会社 オプス

政治家から芸能人、経営者、スポーツ選手まで、幅広い方にお使いいただいています。基本、健康長寿を目的にご利用いただいていますが、普段から強烈なプレッシャーに晒されている方などは、リラックス効果を求めておられます。俳優さんだと肌つやがよくなったとか、舞台に上がる方だと、大変な現場でもあとに疲れが残らないというお声も。スポーツ関係で、体が軽くなったとおっしゃる方もいます。

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小林雅之 代表取締役

これらに対し、安価な水素吸引器を販売するアクアバンクの竹原タカシ社長はこんなコメントをしています。

株式会社 アクアバンク

1分間に最大8ミリリットルの水素ガスを生成。これで水素吸引することで、副交感神経を優位にするリラックス効果、脳が活性化する認知機能向上効果が得られることがわかっています。

筑波大学大学院の矢田幸博教授と共に行った研究でも効果が示された。

昨年5月末から、鹿児島県西之表市で実施した産官学連携の研究では、水素吸引の高齢者の認知機能への影響を調べました。MCIと呼ばれる認知症予備軍の方を50人選び、1カ月にわたって1日5回、“KENCOS3”で5分ずつ水素吸引してもらいました。きちんと吸引できた方は17人でしたが、彼らは1カ月後の検査の結果、認知機能の向上が見られたのです。

また神奈川県鎌倉市と共同で調査参加者募集の張り紙に集まった100名ほどの市職員を、ストレス・疲労関連を試験する35~55歳の男女71名と、疲労・認知関連を調べる55~65歳の男女30名に分け、前者をA、B群、後者をC群としました。水素吸引を続けて2カ月後、吸引前とくらべ、実年齢より脳年齢が高い人の数が減少し、認知精神機能の向上や改善が示唆されました。また、C群の参加者は3カ月の吸引で最高血圧が10下がり、水素によって血圧低下の可能性があることがわかりました。

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竹原タカシ代表取締役

そして筑波大の矢田教授が補足でこう語っています。

筑波大学大学院

水素吸引すると体はリラックスし、脳は活性化するので、疲労を抱える現代人には特に有効です。 水素水の効果については半信半疑でしたが、今では、水素の効果は間違いなくあるものだ、と確信しています。ただ、どうして効果があるのか、メカニズムがわからないので、これからの研究が必要です。

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矢田幸博教授

また「主治医が見つかる診療所」などテレビでもおなじみの姫野友美医師はこう話します。

ひめのともみクリニック

私のクリニックでは水素吸入を不眠症の患者さんに使っています。私自身、週1回、ストレッチのあとに水素吸入をしていますが、夜はぐっすり眠れます。

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姫野友美院長

と言うように、ここまでは皆さん水素に対して非常に前向きに捕らえていらっしゃる方々からのご意見でしたが、、、一方でこんな方もいらっしゃいます。

山形大学理学部物質生命化学科

水素吸引は、体内に吸引できる水素の量が水素水とくらべて圧倒的なので、なんらかの効果が出るかもしれません。クリニック等で腰痛、高血圧、疲労回復などさまざまな効果があると喧伝されているようですが、言い過ぎではないでしょうか。たとえば、水素吸引の腰痛への効果の根拠となる論文がないのなら、その効果を考えるだけ無駄です。

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天羽優子准教授
法政大学

水素吸引が健康によいのであれば、どのくらいの量を吸引すれば、どの病気にどんな効果がある、ということを示すべきです。現状は、たくさん吸えばなんとなく健康によいという感じで、エビデンスがない。水素吸引で認知機能レベルが向上したと結論づける論文は、参加者が17人しかいないのが問題です。鎌倉市の職員を対象にした調査もそう。ストレスの自覚はそのときの気分に左右されるもので、参加者が、これだけ根気の要ることをやったのだから効果が出てほしいと期待し、よい結果が出たように回答してしまうのは、当然でしょう。多くのスポーツ選手が吸引しているといいますが、スポーツ選手にとって水素吸引は、ゲン担ぎにすぎません。

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左巻健男元教授

と、この様な意見もある中、最後に慶應大学医学部循環器内科准教授で水素ガス治療開発センター長の佐野元昭氏はこう話しております。

慶應大学医学部循環器内科准教授

水素が効く、効かない、という議論をしても、今の段階では水掛け論になってしまいます。水素は体にいいらしい、副反応はないらしい、ということであれば、とりあえず、それぞれの判断で取り入れてみてもいいのではないでしょうか。水素がある程度の濃度で出て、水素以外の問題ある物質が出ない、ということを基準に、あとはライフスタイルに合ったものを選べばいいでしょう。

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佐野元昭 水素ガス治療開発センター長

と言う事で、水素に関してはまだ分からない部分があるのは事実ですが、病気や老化の原因とされる活性酸素「ヒドロキシラジカル」に対して反応し消去してくれる。そして水素は摂り過ぎても副作用が無いと言うなら、試す価値は十分にありますね。水素の効果については現在数々の大学病院でも研究が進んでいます。

参考:水素医療の実現に向けた臨床試験等の実施機関

水素が今後の医療を変える日はそう遠くないと確信しています。